「味岡」は客のニーズに応えた最高級の材料を使った一品料理と予算に合わせたコース料理を用意している本格的関西割烹の店だ。
 主人の味岡正和氏は、愛情割烹の「鶴の家」、銀座の「浜作西店」などの関西料理の名店でキャリアを重ねた。そして道場六三郎の「六三亭」を最後に独立し、昭和55年にこの場所に店を構えた割烹職人である。もともと関東の武家料理を極めた東京・大森の料亭の主人を親戚に持ち、料理人の血を受け継いでいる。それゆえ、材料を吟味する目と腕には天性のものがある。
 10坪ほどのフロアーには、檜の一枚板を使ったカウンター5席とテーブルが12席。それぞれ綺麗に整頓され、清潔感が漂う店内が広がってい入る。
 この店のおすすめ料理はなんと言っても「海老芋オランダ煮(1,500円)」だ。京都の海老芋を煮て、さらにそれを揚げたものに、甘辛の野菜あんかけをかけたもので、ころもに閉じ込められた海老芋の甘さとあんかけのほのかな野菜の香りが絶妙なハーモニーを醸し出している。また川の沢にある春野菜をたっぷり使って、かつお、こぶ出汁と豚の背脂で仕上げた「沢煮椀」は、女性に人気のさっぱりとしてコクがある味だ。また、大分特産の「城下鰈(2,000円)」はぜひ試してもらいたい逸品だ。その他酒菜、造り、吸物、焼物、煮物、替鉢、酢の物、食事のそれぞれ旬を生かした一品料理と「花コース(10,000円)」、「月コース(12,000円)」、「雪コース(13,000円)」それぞれ7品から9品の料理を楽しめるリーズナブルなコース料理がある。
 酒は「久保田」が万寿から千寿1合で800円から1,800円、燗は「新政」で600円、ビールは中ビンで700円。
 場所は7丁目の西五番通り、ニューコンパルビルの6階。目と鼻と舌で味わう本格的な関西割烹。今も多くの著名人に愛され続けているとびきりの店だ。 
 



[店名]関西割烹 味岡
[カテゴリー]日本料理
[電話番号]03-3574-8844
[住所]中央区銀座7-7-12 ニューコンパルビル6F
[営業時間]月~金17:00-22:30 土17:00~22:00
[定休日]日・祝
[予算]12,000円~
[席数](テーブル)12席 (カウンター)5席
[宴会]不可
[個室]なし
[予約]可能  [カード]可能
[開業年]1980年
 


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