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![]() 昭和61(1986)年創業のおぐ羅。店は数寄屋橋交差点の銀座阪急の裏手、数奇屋通りにある本多ビルの地下1階。夕暮れとともに、おぐ羅の味を待ちわびた客が現れ、閉店まで客足が途絶えない人気店ということで、銀座通には名の知れた店だ。 「うちのおでんは、色は関西風、味は関東風」と、ご主人の小倉良之さん。おっしゃる通り、つゆの色は、透明度の高い、うっすらとした琥珀色。ところが、ネタを口にしてみると、見た目とは違い、しっかり味のしみこんだ関東風なのだ。「しょうゆは全く使っていないんですよ」と、笑顔で語りかける小倉さん。ダシは、利尻島のコンブと枕崎のカツオ節。うっすらとした琥珀色は、その特性のダシに、ダイコンやゴボウ、つみれ、タコといったネタから染み出た自然の色だったのだ。 「オープン以来、18年間使いつづけているつゆです。調味料は塩だけ。甘みはネタから出ているんです。」 おすすめのネタは数々あるが、そのなかでも、「つみれは、みなさんにぜひ味わっていただきたい」とご主人。つみれといえばイワシが一般的だが、おぐ羅のつみれはアジでつくられている。豆腐屋に特注でつくってもらっている豆腐は、きざみネギをのせて、しょうゆを少しだけのせていただく。さらに、合鴨の肉をゴボウで巻いた鴨ゴボウ。やわらかく煮込まれたゴボウの歯ごたえと風味、鴨肉の旨みとからみ合う味は抜群だ。 おでん屋ですが、季節料理も力を入れている。めじ鮪の刺身、きんきししゃもの焼物、あんこうの肝も秋の味である。 ご主人のこだわりは、お酒にも行き届いている。 「酒はやっぱり日本酒。それも昔ながらの甘めのやつ。燗をして、人肌で飲むのが一番ですね。人肌っていうのは39℃くらい。私が舌で温度を確かめてお出ししています」と、温度確認に使う専用の銀の猪口を見せてくれた。 1人あたりの予算は6,000円くらい。おでんは4品盛り合わせで1,260円。日本酒は白鹿特級で630円。焼酎、ビール、ウィスキー、ワインなどもそろえている。持ち帰り用のおでんセットは、おみやげとして人気だ。 ![]() [店名]おぐ羅 [カテゴリー]おでん屋 [電話番号]03-3574-8156 [住所]中央区銀座6-3-6 本多ビル地下1F [営業時間]月~金16:00~翌1:00 土16:00~21:00 [定休日]日・祝(4~9月は土曜も定休) [予算]6,000円~ [席数]カウンター14席、テーブル8席、個室2部屋(4~5名/7~8名) [フロアレディ]なし [カラオケ・生バンド]なし [予約]不可 [カード]可能 [開業年]1986年 |
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copyright 2002-2008 (c) G.S.K (銀座社交料飲協会)
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