ブラックマァリーン
 



 

 銀座7丁目の花椿通りに面したミクニギンザ7ビルの3階にある「ブラック マァリーン」は、釣りファンが集まるクラブとして知られている。マスターの佐藤茂氏は磯釣り仲間では知られた存在だ。それは、大物釣りということだけではなく、佐藤氏なりの独自の釣り哲学を持っていることでも知られている。竿は和竿一筋、しかも特注で200号の竿や鯨の髭を使った和竿をつくらせる。
「この年になって磯釣りはめったに行かなくなりました。今は、船釣りが中心ですね。でもいつかクルーザーで大物のカジキを釣るのが夢で、そのために体はいつも鍛えています。」
と釣りに対する情熱は、いっこうに衰えていない。その職人気質の性格は、カクテルづくりという仕事にも強く反映されている。「自分が納得した酒だけを出す。」という頑固一徹なこだわりには、釣りと共通するものがありそうだ。38年前、北海道から銀座に出てきて、昭和の初期に銀座で活躍したバーテンダー黒沢清三郎に師事。バーマンのイロハを仕込まれた。中でも黒沢氏直伝の欧州スタイルのジンフィズは絶品だ。
「材料にごまかしをしない。」師匠から伝えられた方法を今も守り続けている。ジンはタンカレー、トニックスは、シエップス、生のレモンを絞って、パウダーシュガーを入れる。シェーカーを振ってからそっと炭酸を注ぐ。炭酸は、ウイルキンソンだ。「炭酸をほとんど入れないで仕上げます。」という通り、香り、深み、味が柔らかく喉にしみ込んでいく。
「気乗りしないといいものができない。」と佐藤氏のこだわりがうかがえる一品だ。
カクテルは3.000円~。ボトルはバランタインが15.000円~。また、佐藤氏の希少価値の高い酒のコレクションの数々を楽しめるのもいい。料理は、土日の釣りで釣った魚でもてなす。今ならスズキの昆布締めがうまい。魚によって生、焼き、空揚げなどその都度調理法を考えながら一品料理を出す。ママは、おっとりした心の広い人。職人気質のマスターと客との間をうまく取りなす。スタッフの女の子たちも皆ほがらかでいい娘たちだ。
 



[店名]ブラック マァーリン
[カテゴリー]クラブ
[電話番号]03-3574-6873
[住所]中央区銀座7-6-11 ミクニギンザセブンビル3F
[営業時間]19:00~23:45
[定休日]土・日・祝
[予算]15,000円以上
[席数](テーブル)10席 (カウンター)6席
[フロアレディ]6名
[予約]可能 [カード]可能
[開業年]1980年
 


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