並木通り、銀座七丁目と八丁目の交差点近くには高級クラブや料亭がひしめき合っている。老舗クラブ澤田慶は、その一角、銀座会館ビルの六階にある。
 広々とした店内は、マスターの澤木儀平氏が、「飲んで食べて歌って、そして落ち着ける店です」というとおり、気取りのないアットホームな雰囲気に満ちている。ママを中心としたベテラン陣と二十代前半の女性達との連携プレイがとても楽しく、comfortable(居心地の良い)店として、評判が高い。
 なかでも、この店ならではの特徴的なサービスに、女性陣による肩、手のひらなどを押すクイックマッサージがある。巷ではクイックマッサージが大流行だが、ここではすでに6年も前から始めていたという。
 ところで、「澤田慶」という人の名前のような店名。それには意味があるのだと、澤木氏が教えてくれる。「澤は沢山の澤、田は場所の意味、慶はよろこび。沢山の人がよろこびを感じる場所という意味の店名なんです」
 おすすめの酒は、黒糖焼酎の「れんと」。長寿の酒として奄美大島で醸造されているものだ。黒糖焼酎には、昭和28年、奄美群島が日本に復帰されたことに伴い、主要農産物である黒糖で焼酎をつくり続けていた実績が認められ、奄美大島に限り特例的に酒税法による製造が許可されたという歴史がある。
 ママの林田慶子氏が奄美大島出身という縁もあり、当店の名物になっている。「れんと」は25度と16度の2種類。焼酎にしては度数が低く飲みやすい酒だ。16度のほうは、ロックで飲むと丁度いいと澤木氏がすすめてくれた。一口飲むと、甘い香りとまろやかな風味が広がる。25度の方は水割りがいい。ここの水には備長炭が入れてあり、味にまるみがあるので、ついつい飲み過ぎてしまいそうだ。
 また、「食」の面でも充実している。夜11時過ぎにはしっかりした料理人が厨房に入り、茶そばやパスタ、卵料理などが提供される。特にオムレツは絶品。深夜、食事のために訪れる常連さんが多いのもこの店の特徴の一つだ。



[店名]澤田慶
[カテゴリー]クラブ
[電話番号]03-3573-7446
[住所]中央区銀座8-6-24銀座会館ビル6F
[営業時間]月-金20:00-2:00
[定休日]土・日・祝
[予算]12,000円~
[席数](テーブル)20席 (カウンター)10席
[フロアレディ]7名
[カラオケ]あり
[予約]可能[カード]可能
[開業年]1972年
 


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