「絵里香」は、昭和43年創業の銀座でも指折りのカクテルバーだ。数寄屋通り、レストラン高松ビルの前、HAOビルの2階にある。黒塗りの重厚なドアを開けると、 カウンター10席、ボックス12席、10坪程のこじんまりとしながら、シックで落ちついた感じの店内が広がる。よけいな飾りや装飾はなく、シンプルでいながら、カウンターの壁には、銅板を叩いて組み合わせたオブジェが張り付けてあるなど、品のいい重厚感が嬉しい。照明は、カクテルの色を楽しむためにやや明るめに配慮されている。
 オーナーである中村健二さんは、バーテンダー協会の理事長をも務めたこの道45年のベテランである。’80年’81年とサントリーのカクテルコンクールに2年連続で優勝している。今でもそのカクテルをこの店で、飲むことができる。ひとつは、「トロピカルビューティ80」―ラムをベースにパイナップルジュース、ホワイトキュラソー、カンパリをブレンドしたカクテルで、サントリーからも販売されている。もうひとつが、タヒチ語で“ありがとう”を意味する「マルルー」―ウオッカをベースに、メロンリキュール、パイナップルジュース、ココナッツミルクのカクテル。どちらも彩りも鮮やかな南国ムード漂うトロピカルカクテルの名作と呼べる作品だ。
 客層は、40代から60代の男性が多い。「皆様、最初におまかせのカクテルを楽しみ、その後で5大産地スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本のウイスキーを飲まれる方が多いですね。」と語る須田善一さんは、バーテンダー歴10年。中村さんを慕って、この世界へ入ってきた。2001年のサントリーカクテルコンクールに優秀賞受賞の実績を持つ直弟子だ。その須田さんのおすすめが「ウインドミル」―ウオッカをベースにブルーキュラソー、ホワイトグァバをブレンドした、女性にも人気のあるすっきり甘いカクテル。
 また、食事は、ドライフルーツ、チーズ、特製のモザイクパン―チーズとバターに細かく刻んだハムを練り合わせものをバケットに積めたものなどおつまみ程度のものがある。落ちついた大人の雰囲気でカクテルを楽しむ店だ。



[店名]絵里香
[カテゴリー]バー
[電話番号]03-3572-1030
[住所]中央区銀座6-4-14HAOビル2F
[営業時間]月-金17:30-24:00 土17:00-23:00
[定休日]日・祝
[予算]6,000円~
[席数](テーブル)16席 (カウンター)10席
[フロアレディ]なし
[カラオケ・生バンド]なし
[予約]可能 必要[カード]可能
[開業年]1968年7月
 


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