本格的な活魚割烹の店「花や」は、昭和46年の創業以来ずっと、味にうるさい銀座の旦那衆の舌をうならせてきた老舗の名店だ。場所は銀座7丁目、金春通りに面したアスタープラザビルの地下1階。現在のビルが建つ前は、同じ場所で一軒家で営んでいた。本店は名古屋で翠芳園という有名な料亭割烹旅館だった。「敷居の高くない、本格的割烹料理の店を銀座に出そう」ということで先代の社長・加藤氏が銀座に店を構えたということだ。現在「花や」は、板長の小田桐一恭氏をはじめ、料理場が4名、洗い場が1人、お帳場が1人、お運びさん3人の総勢11名のスタッフで店を盛り上げている。暖簾を開けて中に入ると、正面に長さ8mはある見事な白木のカウンターを配した板場が、目に飛び込んでくる。左手には座敷、右手の奥にはテーブル席が配置されている。全体的にシンプルな内装で仰々しくなく、かといって柱ひとつひとつにまで老舗の伝統を感じる、ゆったりとした造りになっている。板長の小田桐氏は、日本橋や銀座で修業し、14年前にここの店に来た和食一筋の職人だ。
「うちはやはり魚料理がメインですから。生もの、吸もの、焼もの、揚もの、煮ものと素材を生かした調理法で食べてもらいます。仕入れは、築地と産直ですね。あわび、真鯛、ハモなどは、四国の豊後水道から、フグは九州の五島列島から直接取り寄せています。」
焼ものひとつとっても、照焼、西京焼、塩焼とさまざまだ。席に着くと最初にお通しと前菜が出る。その後、お好みか、おまかせになる。
「初めてのお客様には、お得ですし、おまかせをすすめています」と板長。おまかせは、その時期の魚や素材を一番美味しい調理法で食べさせてくれる。お吸もの、焼もの、合い魚(蒸ものか揚もの)煮もの、酢のものと順に出て8.000円より。またプラス2.000円で、茶そば、お茶漬け、そうめんを選んで、そして最後にフルーツが付く。お好みの一品料理は、1.500円〜。すべてお好みでオーダーする場合はお通しと前菜が1.000円だ。おすすめは、尼鯛の若狭焼き、スッポンの空也蒸し(茶碗蒸し)、えびしんじょうは天ダシで。その他四季折々の一品料理を提供している。また、稲庭うどんも評判だ。日本酒は、八海山、天狗舞、浦霞、出羽桜(4合/4.000円〜)。月桂冠は吟醸と生酒がある。焼酎は、麦が大分臼杵の石仏。芋は薩摩の宝山。伝統は守るが格式にはこだわらない。職人のいい仕事に出会える。  




[店名]活魚割烹 花や
[カテゴリー]料亭・割烹
[電話番号]03-3571-8803
[住所]中央区銀座7-7-6 アスタープラザビル B1
[営業時間]17:00〜22:30
[定休日]土・日・祝
[予算]11.000円〜
[席数](テーブル)12席(カウンター)13席(座敷席)14席
[フロアレディ]なし
[カラオケ・生バンド]なし
[予約]可能[カード]可能
[開業年]1971年
 

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