晴海通りから西五番街をぬけて、みゆき通りの手前、「オーシャンバー クライスラー」と書かれている黄色の看板を見て、2階へ上がる。すると古い洋酒の空き箱を張り合わせた手作りのドアにまず驚かされる。そのドアを開けて中に入ると、薄暗い店内に、見たこともない大小さまざまな 洋酒のレブリカと洋酒メーカーが出している販促用の置物、そしてミニチュアの酒が壁一面につくられたガラスの飾り棚に納められている。壁の残りのスペースには、古今東西の洋酒の空き箱が。天井には、洋酒のラベルとコースターが一面に張られている。まるで過去にタイムススリップでもしたかのようなレトロな雰囲気に包まれる。
「誰かが言っていたよ、ここは酒のおもちゃ箱だって。」
と語るのは、この店のオ ーナー・安藤嘉章氏。大正8年生まれ。御年83歳の老紳士。今尚かくしゃくとしているこの老紳士は、銀座界隈では知らない人はいない。また全国的にも『全国ハーレーダビットソンオーナーズ協会』の会長としてその名が知られている。昭和35年にこの店をオープンして以来、今なお多くの客で賑わう。「この店を始める10年前に、横浜で最初の店をオープンさせた。誰もやらないような店をつくりたかった。日本で最初にジュークボックスを入れたのも自分だ。 」という。この店には世界中の洋酒が置いてある。「酒と車が趣味で、いつのまにかこんなに集まってしまった。海外へ行っても、見たことのない酒は必ず買って帰る。」75歳まで毎日ブランディ1本を開けていたと豪語する酒好きだ。また現在、バイクは、ハレー3台、車はジャガーとシトロエンを所有とのこと。特に三輪のハーレーHarley-Davitson FLST-Cが気に入っていて、今でもツーリングに出かけたりするという。店の料金システムは、お通しが200円で、おつまみ類は500~800円。8インチのイタリアンピザ(1.000円)が評判だ。酒は、生ビールが500円、オーシャンウイスキーのスペシャル オールドが400 円、メルシャン軽井沢12年が500円。カクテルは、ジントニック、サイドカー、ギムレットなどの定番からオリジナルまで各種ある。なかでも「ボンベイパラダイス」は、今話題のジン、ボンベイサファイアとデカイパーナソーのオレンジキュラソーを使った爽やかな飲み心地のカクテルで2.000円。客層は20~70代と店の歴史分幅が広い。男女比は7対3くらいで男性の方が多いが、1人で来る女性も多くいる。
 



[店名]オーシャンバー クライスラー
[カテゴリー]バー
[電話番号]03-3571-7098
[住所]中央区銀座5-5-9 阿部ビル2F
[営業時間]17:00~23:00
[定休日]日・祝・第3土曜
[予算]5,000円未満
[席数](テーブル)15席 (カウンター)14席
[フロアレディ]なし
[カラオケ・生バンド]なし
[予約]なし [カード]なし
[開業年]1960年8月
 


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