「レベルの高い、落ちついた大人のバーをつくりたかったんですよ」マスターの石澤實氏は、お気に入りのパイプをくゆらせながら昔を懐かしむように目を細めて語り始めた。
 銀座でアルバイトのバーテンを始めて修業を重ねるうちに、「名を残すようなバーテンになりたい。」と思うようになり、意を決して30歳の時に独立。今では、銀座でも老舗のバーのひとつになった。客層は30代から50代。
「最近は酒の味がわかる女性のファンが多くなった。」という。
 10坪ほどの店内にカウンターが12席。まるで店の歴史を語るかのようなマスターがこだわっているアンティークの調度品の数々が置いてある。店名のダルトンは英国の陶器の名から取った程だ。この陶器も人にゆずるなど、数は少なくなったというが、店のあちらこちらに飾ってある。
 また、マスターのバーに対するこだわりは、「清潔、スマイル、スピード、サービス」この4つの「S」をすべてをクリアしてこそ本物のオーセンティックバーと呼べると語る。だからいつも昼過ぎには来て店内を磨き上げる。何時間いても疲れないように、リラックスできる椅子の高さ、特にカウンターバーにはこだわりがあり、材質や高さ、肘を付く位置まで研究した。そして、なお且つ、「お客様を飽きさせない。また来ようと思われるような店を目指しています。」という。
 酒は1.000種類。そのうち700種類がウイスキーで、主にモルトが主だ。オーストラリア、ドイツものも置いてある(1.000円~)。店のおすすめは、マッカラン。マッカランは、マスターが初めて日本に紹介した酒だ。
「スコットランドのセントアンドリュース島で初めて口にして、その香りや口当たりのいい甘さに感激してすっかりファンになってしまいました。帰国してさっそく商社にたのんで輸入してもらったんです」
おすすめは、ミスターダルトン。ダークラムをベースにしたレモンを加えたカクテル(1.500円)だ。 料理は、フレンチも食べさせてくれる本格派。オーダーがあれば、コースでもつくる。ガーデンフラワー、生ハムを使ったミモザサラダ(1.000円)、トマトとネギを煮込み(1.000円)、生ハムと白身魚のカルパッチョ(1.000円)など。 チャージの1.000円には、マスターの日替わりの一品が付く。パイプ歴40年のマスターは「パイプの石(こく)さん」として有名だ。
 



[店名]ダルトン
[カテゴリー]バー
[電話番号]03-3571-4332
[住所]中央区銀座 6-6-9  ソワレド銀座ビル4F
[営業時間]17:00-24:00
[定休日]日・祝
[予算]5,000~8,000
[席数](カウンター)12席
[フロアレディ]なし
[カラオケ・生バンド]
[予約]可能 [カード]可能
[開業年]1970年
 


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