2000年の12月にオープンした「スタア・バー・ギンザ」は、並木通りの銀座1丁目、三弘社ビルの正面の真鍮にきざまれた看板を見て階段で地下に降りたところにある。光沢のある木目を基調とした店内に真紅の壁にオレンジのアンティークの間接照明をあしらうなど、ノスタルジックなヨーロッパの香りが漂うクラシカルなバーだ。
 オーナーの岸久氏は、カクテルの世界的スペシャリスト中村健二氏の所で12年勤め、世界39カ国から120名が参加した3年に1度開催される「ICC(インターナショナル・カクテル・コンペディション)」(世界カクテルコンクール)で96年に日本人として初めてロングドリンク部門で優勝するなど数々の賞を取っている重鎮だ。リキュールの甘み、酸味、香りを知り尽くした彼のカクテルへのこだわりと発想は、日本のトップバーテンダーの一人に上げられて然りだ。
 優勝作品である「ミルキーウエイ」は、ジン(ビーフィーター)ベースにアマレット・ディサローノ、ストロベリー・ザーネ、ストロベリー・シロップ、パイナップルジュースなどをカクテルしたもの。岸氏のシェイクパターンは、5つほどあるそうだが、これには、フワッとさせるシェイクを使っているとか。芳醇な香りと味、それぞれのフルーツの味が絶妙なバランスでやさしく溶け合っている。一度飲んだら忘れられない味だ。「マティーニ」などのスタンダードカクテルにもイタリアのグリーンオリーブをそのまま使うなど様々なこだわりがある。基本的にカクテルを楽しむ店だが、岸氏自身スコットランドのアイラ島の日本人親善大使として、30代のトップバーテンダー10名でアイラ島との文化交流をしている関係上、ウイスキーにもかなり造詣が深い。
 お通しとして出てくる「テェト・ド・モワーヌ」は、スイスのチーズ。果実のような香りと風味がある。専用の削器で削ると花びらのような美しい形になる。薄切りのパンに載せて食べる。また骨付きの生ハムなど、日本ではなかなか食べることの出来ないつまみばかりだ。
 



[店名]スタア・バー・ギンザ
[カテゴリー]ショットバー
[電話番号]03-3535-8005
[住所]中央区銀座1-5-13 三弘社ビルB1
[営業時間]月〜金18:00-AM2:00 土18:00-24:00
[定休日]日・祝
[予算]5,500円〜
[席数](テーブル)15席 (カウンター)9席
[フロアレディ]なし
[カラオケ・生バンド]なし
[予約]可能 必要  [カード]可能
[開業年]2000年12月

 

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